2009年08月11日



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匣・・・


人は匣というものが好きだ。


小物を入れる類いの小型のものから

抱えきれない大きさの物を収納する

大型のものまで。


匣と云う言葉から連想するのは

大抵、方形のものだろうが

物を収納する為の器という意味では

財布や鞄

延いては住宅や移動する為の車に至るまで

大きな意味では匣という概念に入るだろう。



本来、匣は単に物を保管する為

或は、分類し整理する為の器に過ぎない。


この目的に適うものであれば

丈夫で機能的でさえあれば事は足りる。


しかし、匣にはもう一つの目的がある。


大切なものを他人には触れられないように

保管する為の特別な匣だ。


そこに容れる物の種類、大切さに依って

様々な仕様を望み執着する。


時には、匣の中身よりも

それ自体に大きな執着心を見せる。


匣を手に入れる目的は

まず、最初に入れるべき物が在って

その物に見合った

大きさ、形などを考慮して

最も適した物を選択するのが普通だろう。


しかし、何故だろう?


結局、人は実用性や機能性よりも

色や装飾的な外観で選ぶ事が多い。


或は、銘柄や商標にも大きく左右される。


挙げ句は、使用目的も無いのに

気に入った物が在れば

手に入れたい衝動に駆られる。


そして、空っぽの匣を大切にする。


本末転倒だ・・・。


舶来の高級商標の財布や鞄・・・


恐らく、その中身は

その価格に見合ったものではない事が多い。


高級車・・・


豪華な内装は自己満足と

他人からの嫉妬と羨望を集める為で

高馬力の原動機は

その性能を生かす場所は無い。


高級一戸建て・・・


空虚な家族関係に冷えきった檻。


そして、人間・・・


外見を飾り立て

流行りの服装や髪型

高級銘柄の装飾品で武装し

果ては、施術によって外見を著しく変える。

中身を補おうとするかのように。


無論、他者に対しても、それを求める。


まるで、立派で豪華な匣を持つ事が

それを持つ者の価値ででも在るかのように。


そして、今日も

空っぽの匣を抱いて、当ても無く彷徨う。


心の匣に入れるべき何かを探し求めて・・・。




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posted by 吟遊奇人 at 00:00 | Comment(0) | 心の扉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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